5月30・31日『田の草取り』イベントのレポート

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5月の田植えから約4週間で、第1回の草取りの日がやってきました。
しかし!ちょうどお子さんの運動会と重なっていたこともあってか、いつもよりだいぶ少ない参加人数となりました。そんな中、11名のサポーターが来てくれて、スタートです。

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草取りは、手を熊手のようにして、わさわさと田んぼの土をかいて進んでいきます。
一列に並んで、一斉にスタート!
「草取りっていうから、草を引っこ抜くのかと思ったら、全然違うんですね」
という参加者の声。
そうなんです!
一回目は草取りというより、草かき?とでも言った方がいいかもしれません。
表面の土をかき回すことで芽生えたばかりの雑草の根を浮かすのです。
そうすると、雑草と言っても地面に根がついていないと、枯れてしまいます。
浮き草や、藻とは違うのですね。
田の水も、水が深い田んぼと浅い田んぼでは水温が異なります。
深いところは冷たく、浅いところはぬるい。
稲の生育も、実は浅いところの方が生育がいいです。
同時に、草も生えやすい訳ですが。
これに対して、深いところは草はあまり生えませんが、稲も細いままです。
田んぼそれぞれで条件が違うので、稲の生育、草の生え方も違います。
金子みすゞは「みんなちがって みんないい」と詠いましたが、
それぞれの差をそれぞれの差として、ありのままにみることが大切ですね。

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始めは小さい田んぼから、体を慣らしていきました。
昼食後、大きな田んぼに取りかかります。
途中、田車も登場しました。
小六のK君が、がんばってくれました!
この道具は、舟底に回転する羽がついていて、これを回転させることで
手で地面をかくのと同じ効果をもたらすものです。

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そして、いよいよ最終の一番大きな田んぼ。
約1反歩の広さがあります。
これに、スタッフ含めて12人で挑みました。
田んぼの長辺に対して平行に植えていったので、
短辺の端から端までを一人ずつが担当することになります。
さすがに、長い!
しかし、みんなで集中して、やり遂げました。
第一回目の草取り、終了です!

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草取りって地味な作業だし、腰を屈めながらやるので結構しんどい作業なのですが、
一枚一枚やり遂げることの充実感はたまりません。
これを読んで、やってみたいと思ったあなた!
今月27日、28日は第2回目の草取りイベントです。
今度は今回とは少し違ったやり方をしますよ。
ぜひ、ご参加くださいね。

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さて、足を洗って、シャワーを浴びてすっきりした後は
お待ちかねの宴会タイムです。
今回は、4月のお花見以来の焼き鳥を行いました!
鶏肉は買ってきたものですが、それをみんなで刺して、
炭火で焼き上げます。
子供たちにも大人気でした!
私(首藤)も久々に飲み過ぎてしまいました。

また、この日は、研修生の熊澤君が出発の日を迎えた日でもあります。
10月からの8ヶ月間、自然王国の大きな戦力となってくれました。
今後の彼の活躍に大きな期待をしています。
さらに成長した彼と再会するのを楽しみにしています。

それでは、今月末の草取りイベントでまたお会いしましょう!
今回は28日の昼までイベントは続きます。
27日に田の草取り、28日には大豆の植え付けを予定しています。
ピザでも焼こうかな〜?

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